【新唐人2016年07月07日】
豪雨により中国の長江中下流域に洪水が発生し、南部のほとんどの地域が水没したほか、最も被害がひどい武漢では堤防にパイピング現象が起きている。この度の洪水災害でもたらされた経済損失は大きく、また、１７０人以上の人が死亡あるいは行方不明となっている。現在、長江全流域で緊急警戒警報が発令されており、中下流域本流の城陵磯、漢口、九江、南京では危険水位を超えている。
中国メディアによると、このほど降り続いた豪雨によって、中国南部の多くの地域で冠水や洪水による重度の被害が発生しており、長江全流域で警戒警報が発令されている。中下流域では全長２２０００メートルにわたって４５カ所で岸壁が崩れている。
中国当局が発表した統計によると、７月７日午前９時までに洪水や冠水の被害があったのは江蘇、安徽、江西、河南、湖北、湖南、広西、重慶、四川、貴州、雲南の１１省、８３の自治区・直轄市、４１３の県で、被災者の数は２９０２万９０００人に上り、１６０人が死亡、２８人が行方不明となっている。５万６０００戸の家屋が倒壊し、３３万３０００戸の家屋が損壊、農作物の被害は２４２１万６０００ヘクタール、直接的な経済損失は５７８億５０００万人民元（約８８８８億円）という。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/07/07/a1274858.html（中国語）
（翻訳/白白）
